優待株実質利回りランキング(2017年10月13日)長期優待(金券ショップ)
優待株実質利回りランキング
よくZAIなどの雑誌などで優待利回りランキングを出していますが、正直あまり参考になりません。なぜなら、
①全ての優待銘柄を網羅した上でランキングしているとは思えない。(抜けている銘柄がある。)
②利回りの計算をする際に、3000円の食事券を3000円と計算するなど実際に使用する際の値段で書かれている。(食事券とQuoカードなど、価値が異なっていても額面の値段さえ同じなら価値が同一として計算されている。)
からです。
金券ショップで売ることができる自社商品券(2017年10月13日)長期優待
そこで、優待株の実質利回りランキングを作ってみようと思いました。
今回は、長期優待を加味して優待株(金券ショップで売ることができる自社商品券)を見ていきます。
なお長期優待とは、保有している年数に応じてQuoカードが1000円から2000円に増加したり、食事券の枚数が増えるというものです。長期保有してくれる株主を優遇する制度ですね。
私は基本的にはbuy and hold(買ったら持ちっぱなし)なので、長期優待はありがたいですし、長期優待を目当てに銘柄を買ったりします。いわゆるクロス取引とは真逆ですね(・。・;
※長期を加味しないランキングはこちらです。
それでは発表していきます。
なお自社商品券の値段はアクセスチケットの値段とし、税金は20%としました。
①Jフロントリテイリング:配当32円+優待18000円/1672円 12.3% (32×0.8+180)/1672
優待:
3年未満:10%引き買い物優待カード(100株の場合、50万円まで)(2月)
3年以上:10%引き買い物優待カード(100株の場合、150万円まで)(2月)
②平和:配当80円+優待8400円/2233円 6.63% (80×0.8+84)/2233
優待:ゴルフ場3500円割引券2枚(3月、9月)
長期優待なし
③ヤマダ電機:配当18円+優待2200円/606円 6.01% (18×0.8+22)/606
優待:
1年未満:優待券500円、2枚+4枚(3月、9月)
1年以上2年未満:優待券500円、5枚+5枚(3月、9月)
2年以上:優待券500円、6枚+5枚(3月、9月)
④まんだらけ:配当1円+優待3500円/649円 5.52% (1×0.8+35)/649
優待:
1年未満:優待券2000円相当(9月)
1年以上:優待券5000円相当(9月)
⑤三越伊勢丹HD:配当12円+優待6000円/1262円 5.52% (12×0.8+60)/1262
優待:10%引き優待カード(100株の場合、30万円まで)(3月)
長期優待なし
なお、アクセスチケットの買取値段は10/16付です。
長期優待を考慮すると、順位は大きく変わりました。これからも、長期優待を味方につけて資産運用していきたいと思います。
今回紹介した銘柄は、いずれもすでにポートフォリオに含まれています。
自社商品券が優待の銘柄は、Quoカードなどの金券が優待の銘柄と比較して高利回りなのが魅力です。
但し、金券ショップの値段は大きく変化するため注意が必要です。今回紹介した銘柄を例に取ると、Jフロントリテイリング、三越伊勢丹HDはインバウンドの影響か買取金額が上昇しているため、今後買取金額が低下する可能性が大きいです。
ハイリスクハイリターンってやつですかね(-_-;)
これからも優待、高配当銘柄をどんどん探して紹介していきたいと思います。
なお投資する際は自身の判断においてお願いします。